平和だった21世紀にこんな酷い軍事侵攻が起きるとは誰も想像していなかったのです。それは世界へ衝撃を与えました。世界の政治、社会、文化へ歴史的な影響を与えたのです。
今日はロシアのウクライナ侵攻が国際社会とへ与えた影響を考えてみたいと思います。
まずグテーレス国連事務総長は国連総会での演説 の抜粋をお送り致します。演説は、「世界は、ロシアによる「国際法違反」を前に団結しなければならない」という趣旨でした。
詳しくは、https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/43709/ をご覧下さい。
ウクライナ侵攻の影響の部分を抜粋し以下に示します。
「第一に、ウクライナ侵攻によって人道資金がさらに不足し、最も脆弱な立場に置かれた多くの人々の苦難が深刻化します」
「第二に、間接的に世界の飢餓を悪化させる可能性があります。ウクライナは世界最大の穀物生産国の1つであり、ロシア連邦は2番目です。紛争により、価格が急騰するおそれがあります」
「第三に、この紛争は気候危機と密接に関連しており、私たちが化石燃料に依存し続けることで、世界経済とエネルギー安全保障が地政学的ショックにより翻弄されることを証明しています」と事務総長は付け加えました。・・・
この危機の解決策は「不可欠であり、緊急」
「最大級の警戒を呼びかけるほどの火災」が世界を分裂させようとする中、総会議場に集まった各国は、団結という「歴史的に重大な責任を果たす」べく、立ち上がらなければなりません。
事務総長は、『私たちの共通の課題』が解決策を見いだす上での一助となっているものの、その提案を前に進めるか否かは、今や各加盟国に委ねられていると述べました。
「しかし、確実なことは、解決策は不可欠であり、緊急であるということです。私たちは、前進をもたらす難しい決断を下さなければなりません」
「核の深淵」をのぞき込む
「私たちは、後世を戦争の惨禍から守るという、国連憲章の基礎となる約束に引き戻されたのです。世界中の多くの人々が、この21世紀に、どうしてこのようなことが起こり得たのかと問いかけています」
「何百万もの人々が国境を越えて避難し、国際法の最も基本的な原則が踏みにじられている時に、私たちはどうしていまだに核の深淵をのぞき込んでいられるでしょうか」
以上の演説は明快にロシアのウクライナ侵攻が国際社会へ与えた甚大な影響を総括しています。
しかし内容は総論であり具体論ではありません。そこで以下ではロシアのウクライナ侵攻日本へ与えた影響を少し具体的に書きます。
(1)多くの国民は自衛隊の軍備を強化し中国やロシアの軍事侵攻を防ぐべしと考えるようになったのです。
(2)アメリカ、NATO諸国は武器は援助するが軍隊はウクライナへ派遣しない。これを見て日本はいざという時日本の安全は日本だけで守ることを考えなければならないと悟ったのです。
(3)輸出入の減少による物価の高騰。
(4)ウクライナの惨状を見て77年間平和だった日本人は戦争を身近に感じた。77年前の戦争の悲惨な状況を思い出して暗い気持ちになっているのです。
他にもロシアのウクライナ侵攻日本へ与えた影響はいろいろあります。しかし長くなるので止めます。
今日はロシアのウクライナ侵攻が国際社会と日本へ与えた影響の幾つかを書きました。写真はウクライナの惨状の様子を示す4枚の写真です。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)