広島市の西南約30kmに宮島があります。宮島口から船で渡ります。3度ほど訪れました。
平清盛が壮大な神社に改築し、そのままの形の美しい神社が残っています。国宝です。そして神社の奥にある宝物殿には華麗な平家納経が展示してあります。これも国宝です。神社へ仏教のお経を納めるのは神仏混淆ですが、当時は普通のことでした。
海中に建つ巨大な鳥居にも圧倒されます。干潮時には歩いて真下まで行けます。神社の建物の配置と海の景観が一種独特な雰囲気を出しています。浄土とか理想郷を表しているのかも知れません。
平家納経は見事な職人技で描かれています。繊細で華麗です。複製が展示されていますが、その複製も見事な絵画技術と美しい書体を示しています。軸などの表装も当時の最高のものです。
厳島神社の前の高台には秀吉が作った巨大な千畳敷という建物があります。完成する前に秀吉が死んだので未完成のままです。そしてその前に五重塔があります。
この丘から下って参道の商店街を歩きます。焼き牡蠣と穴子の味が絶佳です。そしてお土産に紅葉まんじゅうを買いました。数多くの店が作っているので2個ずつ買って味を見て、お土産用に買い求めました。はじめに行った時は、3時間くらいしか時間が無かったのでこのような観光コースで散策しました。しかし数年後に再度行った時は、神社の向こうにある古いお寺へ行き、さらに後ろの山に登って厳島神社を俯瞰しました。感動的な風景でした。
宮島の厳島神社、秀吉の千畳敷、平家納経などの数枚の写真をお送り致します。全て2011年に 家内が撮った写真です。
始めの3枚の写真は厳島神社で次の2枚は秀吉の千畳敷 の前の五重塔で、続いて1枚ず
つ千畳敷と土産物屋の写真です。最後の2枚は平清盛の納経の複製です。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)