後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「思い出の旅(7)はるか美ケ原高原美術館をたずねる夏の旅」

2022年08月01日 | 日記・エッセイ・コラム
それははるかに遠い 天空の美術館です。標高は2004mです。
そのはるかな美術館へ行く道順をご案内致します。
まず東京から車で中央高速道をとり、諏訪・茅野出口を出て白樺湖へ登ります。
そこから西へ車山、霧ケ峰、美ケ原の3つの高原が30kmくらいの長さで連なっているのです。西方向にある美ケ原への道は涼しい高原のドライブになります。
なだらかな曲線を描いて自動車道路がゆったりと延びています。 標高2000m位の樹木の無い草原の丘が続くのです。
何度も車の窓を開け、涼風を楽しみながら走ったことを思い出します。
また、この高原は散策道路も多く、草原には可憐な草花が咲いているのです。車で走り抜けるだけではなく、是非2時間くらい散歩し、ベンチに座り、高原の風を楽しむことをお勧め致します。
一番西の端にある美ケ原高原美術館への登り車道は突然険しくなり、慎重に運転しないと危険です。美ケ原は車山や霧ケ峰とことなり急峻な登り、カーブの連続になります。
従って車山・霧ケ峰の散歩と美ケ原高原美術館訪問は切り離して別の日にした方が良いと思います。
一方、美ケ原美術館へは松本から扉峠経由で登るのが最短です。松本駅からバスの便もあります。
とにかく美ケ原美術館に近づくと数々の造形作品 が野外に展示してあるのが見えます。広い駐車場があります。
野外展示場の小道を歩きながら造形作品 を見ます。その造形作品の幾つかの写真を示します。霧のかかった幻想的な午後でした。写真は家内が撮りました。







最後の2枚の写真だけはこの野外美術館のホームページに出ていた写真です。
写真が示すように美ケ原の造形作品は挑戦的な作品が多いのです。その上周囲の景観との組み合わせの仕方が斬新で独創的なのです。展示方法も楽しむことが出来るのです。作品がオーソドックでないだけでなく、展示方法も新鮮な感じを与えています。
世界中の芸術家の作品が説明板とともに並んでいます。
この造形作品群を楽しむため一番重要なことは天気予報を注意深く調べ、寒い日、強風の日、猛暑の日は行かないようにします。最初に訪れた日は風が強く駐車した車がグラグラ揺れるほどでした。家内は転ばされそう!と入場を諦め、私だけ観ることにしました。屋内の展示を見て、一歩野外に出た途端風に飛ばされそうになりすぐ車に戻りました。次回に行った日は霧が流れて来て暗くなり、少し経つとふっと陽が差し、また作品が細かな水滴でぼんやりと見えなくなる。そんな夢の中の中を散歩しているような時間でした。高原の丘一面に遊歩道が広がり世界中の造形芸術家の作品が展示されています。すべて野外で鑑賞するために創られた大きな作品です。
箱根の強羅にある彫刻の森の姉妹美術館です。でも感動のスケールの大きさは美ケ原の方が勝っているかも知れません。
蛇足ながら筆者の体験談を一つ付け加えておきます。造形作品を楽しむためには根気良く数多くの作品を、何度も、何度も観ることと知りました。訓練すると作者の心が、作者の息づかいが感じられます。
今回示したものはほんの一部に過ぎません。全ての作品の写真は美術館のHP、http://www.utsukushi-oam.jp  に掲載してあります。
それもお楽しみ頂けたら嬉しく思います。
写真は2008年8月5日に家内が撮影しました。 場所は長野県上田市美ケ原高原美術館です。詳細は、http://www.utsukushi-oam.jp  に掲載してあります。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘藤山杜人)

「オホーツク海に面したオムサロ原生花の夏の花々」

2022年08月01日 | 写真
「オムサロ原生花園」は紋別市北西部のオホーツク海に面した砂丘地帯にありハマナスの大群落として知られています。
1kmにわたって続く花園には、約50種類もの美しい草花を見ることができます。
写真の出典は、https://4travel.jp/travelogue/11707871 です。







「思い出の旅(6)野生動物がいる自然豊かな北海道を巡る旅」

2022年08月01日 | 日記・エッセイ・コラム
北海道には野生動物がたくさん棲んでいます。知床では観光バスの窓からヒグマやエゾシカやキタキツネの写真が自由に撮れます。
今日はそんな自然豊かな北海道を巡る旅をご紹介したいと思います。2015年の秋の旅です。
10月17日に帯広空港に降りて、狩勝峠から始まって、幸福駅、鶴居の里、阿寒湖、知床五湖、網走のオホーツク流氷館などを巡り、女満別空港から羽田に帰ってきました。3日間の旅です。十勝の「さほろリゾート」のホテルと知床ではウトロのホテルに泊まりました。
その道すがら自分で撮った写真を中心にして秋の北海道の写真をお送りいたします。

1番目の写真は釧路湿原の鶴居の里の鶴の乱舞です。この写真は私が撮ったものでなくインターネットの写真をお借りしたものです。鶴居の里には本当に沢山のタンチョウツルがいました。

2番目の写真は知床のヒグマの写真です。バスの窓から家内が撮ったヒグマです。ホテルを出て知床五湖に近づいた頃、バスの傍の白樺林の中に大きなヒグマが悠然と歩いています。この熊は人を恐れずにバスから10m位の所を徐行するバスに従って歩いているのです。数分歩いて写真を撮り終わった頃に林の中に消えて行きました。
知床には何度か来ていましたが、ヒグマをこんなに間近に見るのは初めてでした。

3番目の写真は道路上を歩いているヒグマです。この写真は私が撮ったものでなくインターネットの写真をお借りしたものです。

4番目の写真は雌のエゾシカが草を食べている光景です。
エゾシカは熊を恐れるのでクマからは数キロメートル離れた雑木林にいました。

5番目の写真は雄のエゾシカです。この写真はインターネットの写真をお借りしたものです。

6番目の写真はバスの前方の路上で遊んでいる北キツネの写真です。
このように道路で遊んでいるキツネは観光キツネと言い、観光客の与えるお菓子を待っているようです。野生動物へは餌やりは厳禁ですが、それでもたまに誰かがお菓子を投げ与えるのでしょう。

7番目の写真知床五湖のうちの一番近くの一湖の写真です。
駐車場から幅の広い立派な木道があり一湖までは足が弱い人でも歩いて行けるのです。背景の山並みは知床連山です。
木道の展望台から北の方角にははるか向こうにオホーツク海が青く見えます。
西の方角には知床連山があり斜里まで連なっているのが見えます。知床連山の西の端は斜里岳で、そこで知床半島は終わっています。
知床五湖の観光の後はバスが引き返しました。そしてウトロを過ぎて斜里へ向かいましたす。

8番目の写真はウトロを出た所にあるオシンコシンの滝です。バスを駐車してお客がオシンコシンの滝壷の近くまで歩いて行きます。
国道のすぐ傍にこんなに大きな滝があるのは流石に北海道です。写真の手前に写っている人間に比較するとこの滝の巨大さが想像出来ると思います。
この後は騰沸湖を左にしてオホーツク海の岸辺を走ります。
斜里を過ぎて網走に行き、そこで焼きサンマや鮭鍋のついた昼食を摂りました。
その後は天都山に上がり「オホーツク流氷館」に入ります。年中マイナス15度に保った流氷体験室で濡れタオルを振り回し、棒状に凍るのを実験します。去年の流氷も展示してあります。そして屋上に上がり眺望を楽しみます。

9番目の写真の左前の湖が網走湖で、右遠方にあるのが能取湖です。網走市とその向こうにオホーツク海も遥かに見えまそた。
網走湖を右に見ながら女満別空港へはバスで40分の行程です。途中、右手に網走湖に続く湿原の水芭蕉の群落地が見えます。数年前に訪れ、一面に咲いた水芭蕉の白い花に感動したことを思い出していました。
女満別空港を飛び立って一路羽田に帰って来ました。

今日は自然豊かな北海道を巡る旅をご紹介致しました。皆様には北海道の旅の思い出がありますでしょうか?

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)