日本を取り巻く国際環境で一番恐ろしい脅威は巨大な中国の軍備です。アメリカに次いで世界2位の軍事力が日本の隣ににあるのです。しかも中国は急速に軍備拡張を進めているのです。中国はミサイル技術、核兵器、人工知能(AI)といった分野で前進しており、西側諸国は世界の軍事バランスに大きな変化が起こっていることに深刻な懸念を抱えています。
習近平国家主席は、2035年までに中国軍を現代化させる命令を出しています。「世界有数の」軍事力となり、「戦争で戦い、勝利できる」能力を身に着けるべきだと習近平主席が言明しています。(https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-59751632 )それでは中国の現在の情況を写真で、見てみましょう。
1番目の写真は中国陸軍の99A式戦車です。
2番目の写真は中国の空軍のj-20戦闘機です。
3番目の写真は中国海軍の空母から飛び立つジェット戦闘機です。
4番目の写真は中国海軍のミサイル艦の隊列です。
5番目の写真はは中国海軍の原子力潜水艦の隊列です。
さてここで中国軍の現状を簡単に書いてみます。資料は下記です。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E6%B0%91%E8%A7%A3%E6%94%BE%E8%BB%8D
(!)陸軍、
兵力160万人(2010年度)だが、近代化のため兵力削減傾向にある。最新鋭戦車の生産数よりも旧式の59式戦車などの退役数が上回っているため、世界で最も多かったMBT戦車の保有数も段階的に縮小しています。兵役は事実上の志願兵制をしいています。
(2)海軍、
2011年時点で、現役兵力約250,000人、うち海軍航空隊約26,000人、沿岸防衛陸上部隊約28,000人、海兵隊に相当する部隊は40000人です。
世界最多の艦艇保有数を持ち、航空母艦2隻、駆逐艦26隻、フリゲート54隻、原子力潜水艦3隻、攻撃型原子力潜水艦を3隻、商型原子力潜水艦を2-4隻、通常動力型潜水艦54-60隻を保有しています。
(3)空軍、
総兵力38万人です。作戦機は約1950機。このうち主力は、中国がMiG-21を国産化したJ-7、およびこれをベースに開発した拡大改良版のJ-8II、またSu-27、さらに旧式のQ-5などです。以前数千機という多数を保有していたMiG-19の国産型機J-6は既に退役している。
以上の世界でも有数の軍備は全体として近代化を進めつつあるのです。脅威です。アメリカが注意深く対抗措置をとっています。太平洋を挟んでアメリカよ中国が激しく対抗しています。
日本は巻き込まれないようにすべきです。日本はアメリカに追随しないで独自の外交を展開して中国と敵対関係にならないようにすべきです。以下のような中国人の植民地主義への怨念をも考慮して賢明に日中友好に舵を切るべきです。
中国5000年の歴史で、西洋人に侵略され植民地になったことは歴史的大事件であり、その期間は清朝から1949年の共産国家成立までの約百年に及ぶのです。
以前に北京の大学へ集中講義に行った際、親しくなった周教授から「59年にソ連と中国が大喧嘩をした理由を知っていますか」と聞かれたことがあった。「日本の新聞では、イデオロギー路線の論争でソ連が絶交して出て行ったことになっている」と私。
すると周教授は日本軍が真珠湾で米太平洋艦隊を攻撃した時、ものすごくうれしかったと言ったのです。西洋植民地主義で清朝以来痛めつけられた中国人にとって、兄弟分の日本が西洋人に痛撃を与えたからです。
こんな体験から私は日本が独自の外交を展開し、中国と敵対関係にならないように出来ると思います。日中友好を祈っています。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)