松方コレクションは川崎造船所の社長を務めた実業家の松方幸次郎 (1865 - 1950) が1916年頃からの10年余に、イギリス、フランス、ドイツ等で収集した美術コレクションです。
西洋近代の絵画・彫刻と日本の浮世絵が主体ですが、中世ヨーロッパの板絵やタペストリーも含んでいます。
西洋美術コレクション約3000点については散逸・焼失した作品も多いが、このうち、フランス政府から返還された近代フランス絵画・彫刻等370点を基礎として、1959年に東京・上野に国立西洋美術館が開設されました。
特にロダンの「地獄の門」、「考える人」、ルノアールのアルジュの女とモネの睡蓮を示します。