私は毎日ブログに記事を書いています。
書く話題と内容は数日前から考えて必要な調査をしておきます。原稿は前の日に構成を考えあらすじを書いて置きます。添付する写真も準備しておきます。
しかし朝起きた時に準備した話題が嫌になって急に別のことを書くことがあります。
今日はそんな気分になったので尾畠春夫さんのその後の話とアメリカの共和党の重鎮だったマケイン議員のお葬式について書きたいと思います。
立場が違いますがどちらも同じくらい偉い人です。心から尊敬せざるを得ません。
まず尾畠春夫さんが何故偉いかを書きます。
8月15日に3日間行方不明だった2歳の理稀ちゃんを発見して一躍全国に有名になりました。日本全国の人々を幸せな気分にしてくれたのです。
そして彼に関する次の報道に人々は心を揺さぶられたのです。
・・・軽ワゴン車に食料や水、寝袋などの生活用具を積み込み、助ける相手側に迷惑をかけないのが信条です。「自己完結するのが真のボランティアだ」と言うのです。
「対価、物品、飲食、これは絶対、頂かない。敷居をまたいで家の中に入ることもボランティアとして失格だと思っている。私はそれで良いと思うんですよ。人がどうしようと関係ない。尾畠春夫は自分なりのやり方がある。」
私は被災地に行ったら「暑い」とは絶対に言わない。もし自分が被災者であったならば、どう思うのか。ボランティアさせていただいているという立場を忘れてはいけません。・・・
この言葉を残して直後の8月18日には西日本豪雨の被災地の広島・呉市に出発してしまったのです。
西日本豪雨の被災地では、18日も復旧に向けて、多くのボランティアが作業を続けていたのです。尾畠さんがそこで活動するのは、2回目だそうです。
その後尾畠さんに関するニュースは途絶えていました。
それが今朝のテレビニュースで相変わらず西日本豪雨の被災地で泥にまみれて家の下の多量の土砂を取り除く姿が放映されたのです。
その姿とインタビューの言葉は8月15日に理稀ちゃんを発見した当時と全く変わっていないのです。
普通の人なら猛暑の間だけは休むのでしょうが彼は猛暑だろうが何だろうが洪水の泥の撤去作業を一人で黙々と続けているのです。家の下や周囲を綺麗にして貰った老夫婦が心の底から感謝している様子がテレビの画面に写っています。
私は確信しました。尾畠春夫さんは1年後も5年後もこのようなボランティア活動を続ける人だと確信しました。
話は変わります。
一昨日、首都ワシントンでマケイン上院議員のお葬式がありました。
それに関するBBCの報道を以下に示します。
「オバマ氏とブッシュ氏、故マケイン上院議員を称え ワシントンで葬儀」
BBC,9月2日、
8月25日に脳腫瘍のため81歳で亡くなったジョン・マケイン米上院議員の告別式が1日、ワシントンの国立大聖堂で行われた。米政界の主だった顔ぶれが集まるなか、バラク・オバマ前大統領とジョージ・W・ブッシュ元大統領が弔辞を読み上げ、マケイン氏の人間性や政治家としての献身を高く称賛した。
告別式には、オバマ、ブッシュ両夫妻のほか、ビル・クリントン元大統領とヒラリー・クリントン元国務長官、アル・ゴア元副大統領、ディック・チェイニー元副大統領、ジョー・バイデン前副大統領など、歴代の政権幹部が参列した。
ドナルド・トランプ大統領は欠席したが、長女イバンカ・トランプさんとその夫のジャレッド・クシュナー大統領顧問、ジョン・ケリー大統領首席補佐官、ジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)など、現政権の関係者も出席した。
同じ共和党に属しながら、マケイン氏とトランプ氏は繰り返し表立って対立し、互いを批判してきた。マケイン氏の遺族は、トランプ氏に参列を控えるよう伝えていたとされる。
地元アリゾナ州での追悼式を経て、マケイン氏の遺体はワシントンの連邦議会議事堂に安置された後、国立大聖堂での告別式に運ばれた。35年を過ごした議事堂から大聖堂に移動する途中で葬列は、ベトナム戦争従軍兵記念碑に立ち寄り、シンディ夫人が花輪を捧げた。
告別式の最初に家族代表で父親を紹介した娘のメガン・マケインさんは、ベトナム戦争で撃墜され、5年半の捕虜生活を送ったマケイン議員の思い出を、泣きながら激しい口調で語った。・・・
そして次のブッシュ元大統領の弔辞の一部をお読みください。
・・・「アメリカはもっとまとも」
2000年大統領選の共和党予備選でマケイン氏に勝ったブッシュ元大統領は、マケイン氏の勇気や誠実さ、名誉を称えた。
「ジョンは長い議員生活の中で、自分の国にふさわしくない政策や慣行と何度か対決した。ジョン・マケインはその時々の権力者に面と向かって、『自分たちはもっと、まともなはずだ。アメリカはもっとまともなはずだ』と力説した」
「ジョンは真っ先に、自分は完璧な人間じゃないと認めるはずだ。けれども、人間がこれまで作り上げた中で最も完璧な国の理想のために、人生を捧げてきた」
「そしてジョンは何より、権力の乱用を唾棄(だき)した。偏見と差別にまみれた人間や、えばり散らす暴君は、まったく受け入れなかった」・・・
この葬儀の間、トランプ大統領はゴルフに興じていたのです。皆様はどのようにお感じになりますか。
今日の挿し絵代わりの写真は自宅のノウゼンカズラとムクゲと、よく来るアゲハ蝶の写真です。
それはそれとして、
今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
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書く話題と内容は数日前から考えて必要な調査をしておきます。原稿は前の日に構成を考えあらすじを書いて置きます。添付する写真も準備しておきます。
しかし朝起きた時に準備した話題が嫌になって急に別のことを書くことがあります。
今日はそんな気分になったので尾畠春夫さんのその後の話とアメリカの共和党の重鎮だったマケイン議員のお葬式について書きたいと思います。
立場が違いますがどちらも同じくらい偉い人です。心から尊敬せざるを得ません。
まず尾畠春夫さんが何故偉いかを書きます。
8月15日に3日間行方不明だった2歳の理稀ちゃんを発見して一躍全国に有名になりました。日本全国の人々を幸せな気分にしてくれたのです。
そして彼に関する次の報道に人々は心を揺さぶられたのです。
・・・軽ワゴン車に食料や水、寝袋などの生活用具を積み込み、助ける相手側に迷惑をかけないのが信条です。「自己完結するのが真のボランティアだ」と言うのです。
「対価、物品、飲食、これは絶対、頂かない。敷居をまたいで家の中に入ることもボランティアとして失格だと思っている。私はそれで良いと思うんですよ。人がどうしようと関係ない。尾畠春夫は自分なりのやり方がある。」
私は被災地に行ったら「暑い」とは絶対に言わない。もし自分が被災者であったならば、どう思うのか。ボランティアさせていただいているという立場を忘れてはいけません。・・・
この言葉を残して直後の8月18日には西日本豪雨の被災地の広島・呉市に出発してしまったのです。
西日本豪雨の被災地では、18日も復旧に向けて、多くのボランティアが作業を続けていたのです。尾畠さんがそこで活動するのは、2回目だそうです。
その後尾畠さんに関するニュースは途絶えていました。
それが今朝のテレビニュースで相変わらず西日本豪雨の被災地で泥にまみれて家の下の多量の土砂を取り除く姿が放映されたのです。
その姿とインタビューの言葉は8月15日に理稀ちゃんを発見した当時と全く変わっていないのです。
普通の人なら猛暑の間だけは休むのでしょうが彼は猛暑だろうが何だろうが洪水の泥の撤去作業を一人で黙々と続けているのです。家の下や周囲を綺麗にして貰った老夫婦が心の底から感謝している様子がテレビの画面に写っています。
私は確信しました。尾畠春夫さんは1年後も5年後もこのようなボランティア活動を続ける人だと確信しました。
話は変わります。
一昨日、首都ワシントンでマケイン上院議員のお葬式がありました。
それに関するBBCの報道を以下に示します。
「オバマ氏とブッシュ氏、故マケイン上院議員を称え ワシントンで葬儀」
BBC,9月2日、
8月25日に脳腫瘍のため81歳で亡くなったジョン・マケイン米上院議員の告別式が1日、ワシントンの国立大聖堂で行われた。米政界の主だった顔ぶれが集まるなか、バラク・オバマ前大統領とジョージ・W・ブッシュ元大統領が弔辞を読み上げ、マケイン氏の人間性や政治家としての献身を高く称賛した。
告別式には、オバマ、ブッシュ両夫妻のほか、ビル・クリントン元大統領とヒラリー・クリントン元国務長官、アル・ゴア元副大統領、ディック・チェイニー元副大統領、ジョー・バイデン前副大統領など、歴代の政権幹部が参列した。
ドナルド・トランプ大統領は欠席したが、長女イバンカ・トランプさんとその夫のジャレッド・クシュナー大統領顧問、ジョン・ケリー大統領首席補佐官、ジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)など、現政権の関係者も出席した。
同じ共和党に属しながら、マケイン氏とトランプ氏は繰り返し表立って対立し、互いを批判してきた。マケイン氏の遺族は、トランプ氏に参列を控えるよう伝えていたとされる。
地元アリゾナ州での追悼式を経て、マケイン氏の遺体はワシントンの連邦議会議事堂に安置された後、国立大聖堂での告別式に運ばれた。35年を過ごした議事堂から大聖堂に移動する途中で葬列は、ベトナム戦争従軍兵記念碑に立ち寄り、シンディ夫人が花輪を捧げた。
告別式の最初に家族代表で父親を紹介した娘のメガン・マケインさんは、ベトナム戦争で撃墜され、5年半の捕虜生活を送ったマケイン議員の思い出を、泣きながら激しい口調で語った。・・・
そして次のブッシュ元大統領の弔辞の一部をお読みください。
・・・「アメリカはもっとまとも」
2000年大統領選の共和党予備選でマケイン氏に勝ったブッシュ元大統領は、マケイン氏の勇気や誠実さ、名誉を称えた。
「ジョンは長い議員生活の中で、自分の国にふさわしくない政策や慣行と何度か対決した。ジョン・マケインはその時々の権力者に面と向かって、『自分たちはもっと、まともなはずだ。アメリカはもっとまともなはずだ』と力説した」
「ジョンは真っ先に、自分は完璧な人間じゃないと認めるはずだ。けれども、人間がこれまで作り上げた中で最も完璧な国の理想のために、人生を捧げてきた」
「そしてジョンは何より、権力の乱用を唾棄(だき)した。偏見と差別にまみれた人間や、えばり散らす暴君は、まったく受け入れなかった」・・・
この葬儀の間、トランプ大統領はゴルフに興じていたのです。皆様はどのようにお感じになりますか。
今日の挿し絵代わりの写真は自宅のノウゼンカズラとムクゲと、よく来るアゲハ蝶の写真です。
それはそれとして、
今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
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