春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

格好良く長生き 西伊豆

2005-12-10 10:06:00 | 旅先にて
◇東名海老名で合流、土肥へ
夫々、別々に出発した各車が無事に海老名で合流する。
「あっ!!ジイジイ」とにこにこ愛想をふりながら手を振るカッタンらを見つけ出し、物凄い混雑の中で東名海老名パーキングに全員集合。4台の車両がそれぞれの所から駆けつけ、大キャラバン隊が列をなし、沼津icから西伊豆スカイラインを通って、修善寺経由で土肥に向かう。
天気はそこそこ晴れであったが、スカイライン山頂は物凄い風、吹き飛ばされそうであった。

◇西伊豆スカイライン

尾根伝いのきつい急カーブが続く。ガードレールの向こうは谷底、一歩間違えれば、谷底ダイブ息の抜けない運転ではあるが、一方ではダイナミックな連続操作は山岳ドライブの醍醐味でもある。
直線路からコーナーに入る時はブレーキングしてスピードを落とし、カーブの頂点を目標に進入し、頂点を過ぎた頃合いを見て、アクセルを強く踏み込み加速する。これの繰り返し操作である。
道幅の広い西伊豆スカイライン未だ良く、余裕を持って走れる。
この山岳ドライブは思いの外、同乗者にはきつかった。そんな中にあって、拝車には後部座席に米寿の義母、助手席にはかみさんが乗った。
時折、様子伺いに義母に「大丈夫か」と声をかけたが、意に返さず「大丈夫」の声にそのまま走り続けた。
スカイラインの戸田で小休止、しかし物凄い烈風が吹きまくり、休む所では無かった。遥か山間に戸田港とその先に繋がる駿河湾の素晴らしい眺望見えるが、吹かれる風に体が浮き上がり、とても落ち着いて見られる状態ではなかった。
当日、何とかそのまま、つづら折りを降りて、無事に土肥の温泉宿にたどり着け、早速入浴、思い切り足を延ばした。途中でカッタン昼寝したせいもあってか、大宴会場では大ハッスル、ステージでの踊り、皆に振りまく愛嬌に完全に主役となってしまった。

◇翌日、土肥金山~沼津~東名~帰宅

写真の花時計での素足で周回出来るようになっているが、とんがった石で固められた部分もあり、周回どころか、数歩で諦めるなど、挑戦し、楽しんだ。
旅人岬で海岸線の眺望を楽しみ、近くの土肥金山等に寄って、海岸線を一路、沼津へ向かったが、途中で雨が降り出した。
宿を出て西海岸の県道17号を沼津に向かう。
西海岸を走る県道17号は山あり、海岸線ぎりぎり、道幅も狭く、場所によっては両側合わせて1.5車線なんて所もあり、いい気になって走っていると、いきなり対向車なんてことも予想され、神経張りつめて、運転した。前日以上にカーブがきつかった。
途中で隣のかみさんが気分が悪くなり、顔面蒼白、戻しそうであったが、先行の車がスクランブルがあったようで、途中で止まった。出るまで元気であった、カッタンがどうやら、犠牲者になってしまったようだ。
始末をして再びキャラバン隊は発車、暫くは拝車の中も助手席は激闘が続いたが、薬も効いたのか落ち着き寝てしまった。
沼津の魚市場で昼食を取ったが、観光客で大ラッシュ。雨の中観光を諦め、買物・食事に押し寄せたのか、駐車場の順番待ちで身動きが取れなかった。

◇事故渋滞の渦
その間、東名の事故渋滞に巻き込まれ、延々の長時間乗車であった
沼津市内で既に大渋滞、おまけに東名、上り車線で海老名付近での乗用車の追突事故で35キロの渋滞に巻き込まれる。
平均時速5~10キロ、アクセル、ブレーキの繰り返し、耐久レースに流石の右足もしびれてくる。ようやく我が家に到着、疲れて横になっても、眩しい車のライトの光の渦に居る様で、久しぶりのドライブに興奮していた。

◇強さの義母
義母は姿勢を崩さず、目は廻りの景色を追いながら、何事もなかったように平然と乗っていた。
筋金入りの強さは微塵にも揺るがない、まさに格好良く、長生き出来る姿があった。

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