韓国の現地通貨はウオンである。
日本円に対しておおよそ10倍であったが、日本の金融引き締め策から円が安くなり円/ウオンのレート8倍程度に下がってしまったが、まあ感覚的に約10倍と思って望む。
現地cheju空港に着き、銀行窓口に向かい現地通貨に交換する、「さ~て幾ら、交換しようか?」と何の根拠もなく2万円を変えて16万ウオンの札束を手にして急にお金持ちになった気分になる。
しかしツアー旅行で3食付き、土産物屋は免税店でその殆どが円が通用するので、小旅行には余り使うこともなく、帰国段階では余ってしまい、無駄な買物で残金を使いきるはめになってしまった。
ツアーの旅先の田舎町での土産屋は日本語を使えない、さ-て錆びついた韓国語を駆使して買物に挑戦、アイスクリームを購入オバチャンに向かって「オルマイムニカ?」(幾らですか) と問いかける。
「イーチョン オーベゴン」と早口で返ってくる。んん?(°_ 。)?(。_ °)?
1500ウオンと理解して金を渡すと、訝しげにオバチャンが「イーチョン オーベゴン」を繰り返す。いけねえ2500ウオンであったのだ、追加の1000ウオンを渡してようやく笑顔で「カムサムニダ」(有り難う)が返ってくる。
「イル、イー、サム、サー」(一、二、三、四)の「イル、イー」「サム、サー」の識別が早口で言われるとどうしても識別出来ず、判っていると思っているハングル(韓国語)はこんな程度なのである(笑い)
その日の旅を終わり、後は寝るだけであったがグランドホテルの豪華な吹き抜けのフロアーで女性ボーカルが艶か姿でにカントリーウエスタンを見事に謳いこなしていた。
そのダイナミックな歌声に引きずり込まれ、ふかふかなソフアーに席を取り、シーバスの水割りダブルをチビチビ呑みながら、暫くはその生声に優雅な王様気分に浸る。1ステージ40分程、粘ってその場は清算する。
コーヒと水割り、併せて46,000ウオンの請求に?(°_ 。)?(。_ °)?一瞬、1/10の感覚が抜けて思わず高いとためらうが、場所柄、まあこんなものかと納得する。
ツアー最後の日、豪華絢爛なロッテホテルの免税ショップに、用も無いのでロビーで待機する。ふと目の前のレストランバーの価格メニュウを冷やかし半分に覗き込む。
料理、アルコールの一覧の中で一番高い価格が目に止まり、某有名銘柄のウイスキーのボトルキープが100万ウオン。0の数を繰り返し、目で追っても間違いない。縁のない高嶺の花に果たしてどんな種族がキープするのか、考え込んでしまった。