chejuで周遊する観光コースは定番のため、何処の観光拠点も大型バスを何台かで連ねる高校生の大集団にかち合った。
Satthi-kojiの海岸で二人の高校生と「アンニョンハシムニカ」と声掛け合う。
ご覧のように濃い茶系の制服姿に身を固め、二人とも長い黒髪、眼鏡は清楚で品格を漂わす感じのお嬢さんたちであった。スカート丈も程よく長く、膝を包む姿は一層、慎ましい姿がとても新鮮に目に映った。
中学を出て高校を向かうが、日本と同様に学校も濫立して、競い合い、上下の世界が鮮烈に色分けされるようである。
そんな社会環境に両親も子供達をどんどん追い立て、戦い抜かせ、将来の社会基盤のより高い位置に求めているようである。勝ち組、負け組の色分けを寄り鮮明にしているのは何処かの国と似ている。
はてさて、この、お二人も、その渦中にある戦士なのかもしれない。
まあ、それはさておき、昨今の茶髪にマスカラー、メタメタに塗りまくる厚化粧、パンツも見えそうなミニスカ姿の女子高校生の氾濫に多少なりとも不快感を持っている。
それが総てとは思いたくないが、刺激的姿が日常氾濫する姿を見るおじさんに取って、あの清楚な姿はとても印象的であった。
当地に来て、普段着の高校生の姿を見て改めて、日本が失ったものを見る様であった。
自由のはき違い、何でもあり~の日本と、目上を尊重し、ある規範を持つ儒教の世界。そんな基盤の差がこんなところにも在る様に思える。