日本海側からやってきた台風9号が熱帯低気圧に変わり、列島を縦断、東京地方も終日激しい雨が降っていた。
酒匂川氾濫の恐れから一時に避難勧告、中洲に取り残される人が、激流の中、ロープ伝いに救出される、生生しいシーンがTVを通じて流され、如何に激しい降雨であったかを物語っている。こうした爪痕を残しながら熱帯低気圧は太平洋上へ抜けさっていった。
近くの浅川も、普段見かけられない、たっぷりした水量で勢いよく流れている。
川に設置された水位計も、土色で濁った川面が勢い良く流れ、根こそぎ剥がされた草木が計量柱にへばりつき、普段見受けられないエネルギーを持った自然の猛威を直に見る様である。
しかし、この大雨が、冷気をもたらし、これでもかと2カ月以上続いた酷暑から解放された。
忘れかけたこの涼しい空気、何とも言えない心地よさ、列島を包んだ異常な酷暑は一時的であるが、解放された。
日照りで干上がり、渇ききった大地に恵みの雨が潤し、枯れかかった緑や木も、幾分救われた。自然も人間様も酷暑でからからになった砂漠のような空気から解放された。
うわあ~もう、うんざり、こんな異常な気象が、当たり前のようにやってくるのであろうか?。逃げ場のない酷暑からの解放に、ようやっと生きた心地が戻ってきた。
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