毎年恒例の新宿御苑での花見。
開花は早かったが、その後寒い日が続き、花びらは散らずに長く持った。
既に満開の木の下であるが、この時期には底冷えする寒さであるが、花見客で満員の盛況であった。入場券売り場で長蛇の列「最終は此処」の案内看板が出るぐらいの混み方であった。
しかし、何時ものことながら、場所取りにご尽力頂く、御夫婦のお蔭で、たわわに垂れ下がる、最高級の場所を確保していただいた。
門から苑内に、入るとかなり「おいおいこれが花見かよ」と思われる桜からかなり離れた芝生での、淋しい花見席もびっしり埋められる位の混雑ぶりにこれ程の舞台は大変希少な贅沢な場所であった。
お弁当を拡げ、1年ぶりの再会に、先ずは健康で何とか、此処で出会える喜びを感謝する。既に此処での花見は10年以上の繋がりをもっている。
そもそも、パソコン通信の走りに、フォーラムの会議室を設け、自動で巡回出来るソフトを駆使して、登録した仲間が自由に話し合う、井戸端会議で知り合った仲間であった。
その巡回ソフトも、「ニフターム」「秀ターム」など諸々の専用ソフトを学び、パソコンの世界に深い入りしていったのも、この井戸端会議が一つの役割を果たしている。
今年は同行されなかったが、10年以上の歴史は子供、家族の成長が伴い、当初から参加した幼稚園、小学生も、既に大学生にもなられており、時間の経過を物語る。参加するメンバーも、おつむの方は豊かな黒髪から、テカテカ輝くか、銀髪の世界に変わり自然にその姿は年を重ねている。
組織で作られた会社時代とは異なる繋がりではあるが、気心知れ、1年を通じて僅かな出会いも、お互いの健康を確かめあい、酒を交わし楽しく過ごせる一時なのである。
まあ、それもこれも、宴会を支える御夫婦の尽力の賜物である。こうして今年も五体満足で参加出来ることに感謝する。
ところで気炎も上がり、寒さの中、飲めば生理現象も自ずから、生れてくる。満員の入場者に過少のトイレに必然的に長蛇の行列で、うんざりするも20分もかかった。未だそれでも、良い方で女性は2倍以上の行列が延々と繋がっていた。
こんな寒さにお燗の一杯が腹に染み渡る。宴もたけなわ尽きぬ話しに盛り上がったが、徐々に引け始める頃合いに散会する。新宿駅まで、混雑の行列が繋がった。
季節外れの寒さと電車の暖房が多少の酔いに、座ったらたちまち夢の世界へ気持ちよく寝てしまい、久しぶりに終着まで乗り過ごしてしまった。(笑い)
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