ここの所、週末になると判を押した様に雪の洗礼に会う。
朝から隣町に行かねばならず、はてさてこの雪道にどう通るか?しばし考えてしまう。
この階段を登り、急坂のある神明台の近道を選ぶか、遠回りしてでも、平坦なコースを選ぶか二者択一の決断をしなければならない。
結局、朝の忙しい時期に時間的に間に合わず、リスク覚悟で神明台コースを選んだ。
都心から約40㎞の此処、旧南多摩郡はこの時期、寒い時の温度は3~4℃ちがい、ご覧のような雪国に豹変する。
階段を登った所が神明台の、バイパス道路に出るが、車両の往復が激しく、雪はそれほどでもなかった。
市役所付近は日が当たるのか、雪が溶けだし、水を含んではいるが、差程危険とは感じず、「オ~ラッキイ」とばかり、ルンルン気分で何とか行けそうと思っていた。
所がそんな判断は甘かった。
神明台の緩い緩斜面にさしかかると、日差しは当たらず、ご覧のような状態で歩道は凍りつき完全なアイスバーンである。
路面はツルンツルン。腰をやや引き気味にかかとに体重がかかり、路面に反応がある間は良いが、これが反応がなくなると、ツルリと路面を滑っている。
「おーおやばい」と思った時はもう成り行きに任せて、滑りに身を任せ行くしかない。
よたよた、ひたすら路面に食い入るようにながめ、この長い緩斜面をペンギンの行軍で坂を下りきった。昔取ったスキーの極意も役立たず、せめて尻制動をやらなかったのがせめてもの救いであった。危険と隣合わせ、この坂道の道のりの遠いこと思い知らされた。
本陣で若い女性と対話、「あんなの日常茶飯事で分けない」と豪語、青森の出身であった。
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