近くの黒川清流公園は多摩平側の段丘に位置し、東京名湧水と言われる湧き水が絶えず人工的な水路とも併せ、池には絶えず湧き水が流れ込み、周辺の樹木に囲まれた自然環境が維持されている。
この冬は例年になく、降雨(降雪)が少ないが、水涸れもなく、流水路は維持されている。
池には鯉他小魚、ザリガニも生息しているようで、写真のような群れなす鴨の集団やサギが飛来し、自然の営みを近くから見ることができる。
当日は春一番が、関東地方を襲い、時には20数メートルの突風が吹き荒れる中、体を屈め街を一回りして、此処黒川公園に帰ってきた。
最近、幻の珍鳥「かわせみ」が見えるとの噂を聞き、そんな出会いがもしかして、実現するのでは山を下り、池に降りたら、池の淵から老夫婦が携帯で妙な格好をしているのが遠目に見えた。よーく見ると池面に覆うような樹木の先にいたいたあの幻のかわせみの小さな姿が見つかった。
おお~これぞ千載一遇のチャンス早速、デジカメで捉えようと、液晶モニターから、その姿を覗いたが、その姿が余りにも小さいので、中々捉えることが出来ない。
しかし、老夫婦も居なくなり、静かに騒がず、刺激せずに敵は居心地の良さに安住の場所とばかりと、首を左右に動かしているが、そのまま動かなかった事が幸いした。
焦る気持ちに、空うち画像が何度か、ベストフォーカスを狙い、カワセミの姿を見ながら池の周辺を徘徊し、何とか捉える事が出来た。
腹の部分は黄色、頭部と羽は暗緑青色、小さいサイズの割にくちばしは長い。
冬の朝なので、太陽は殆ど側面からなので、被写体の陰影ははっきりしているが、影になると真っ暗、池の周辺を廻って、何とかお宝が取れ、感動する。
写真ではお目にかかれた、カワセミに本当にいるのかよと思いつつ、思わぬ出会いに、昂奮してしまった。
聞く所、生息はこの1羽のみのようで、テリトリーは約1~2㌔の範囲。
その珍鳥を追っかけ、時にカメラ下げた集団が5~6人も群れなし、中には電車を使って此処まで追いかける愛好家もおられるようである。
そんな珍鳥の出会いに今日は幸せ一杯の一日であった。
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