「徐如林」・・・徐(しず)かなること林の如き
御存知、勇猛な武田信玄の軍旗
今、正に風収まり、「徐(しず)かなること林の如き」で、虎視眈々と待ち受けている。
一旦、風吹くと、敵・味方の武将も民も分け隔てなく、この枝がそよぎ花粉の嵐が吹き飛び、誰彼もなく容赦なく襲いかかる。
鼻汁はダラダラと垂れ流れ、目は真っ赤になり、猛烈なかゆみが襲い、掻きむしりたい位の衝動に追い立てられる。
今や国民の約3割が症状に苦しんでいるといわれる花粉症。
環境省によると、今年、四国地方でのスギ、ヒノキ花粉の飛散量は昨年の約1.5倍にのぼるいう。
日本気象協会などによると、スギ花粉は3月から4月まで、ヒノキ花粉は5月ごろまで飛散が続くとみられる。近年では西日本を中心にヒノキが多くの雄花をつけており、スギを上回る花粉被害が出ている。春先にかけて耳鼻咽喉科では花粉症患者の受診が毎年増える傾向にある。
一方で花粉症患者の約6割が医師にかからず、市販の大衆薬で対処しているとの調査結果もある。
旧南多摩郡部では大きな農家の屋敷にご覧のようなスギが多数あり、その発生元に思わず立ちすくむ。
この季節、「思い切り暴れまくってやれ」と未だ未だ樹勢は衰えることなく、猛威を振るっている。見上げるスギ花粉の源泉に、思わず「ハックション」と大地を揺るがす大きなクシャミに、撤収と足早に逃げ去った。
在職時代は全く縁の無かった花粉症も年老いて、何故か流行の風に乗って、花粉仲間に入ってしまった。花粉症の受け身の対策は良く聞くが、何故か、発生元の封じ込め作戦は余り、聞いたことが無い。
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