日中、静かな住宅地に市内の神明、高幡、日野各消防署から駆り出された消防車の群れ、更に警察や東京ガス、東電の緊急車両が狭い、火災現場に駆けつけた、その数大凡20台以上であった。
空から激しい爆音が鳴り響き、頭上近くをうっとうしく報道関係のヘリが旋回、「こりゃ~只事ではないぞと」野次馬根性に火をつけられ 、公務妨害にならぬように現場に急行した。(オイオイ駆けつける事自体、既に妨害だよ)
既に現場近くの道路は黄色のテープが張られ、封鎖されてあった。火事現場の道は団地と北野街道方面に繋がる唯一の道路で普段でも交通量の多い通りであるが、時ならぬ交通遮断で一般車両は行き場を失い、周辺の路地まで埋めつくされ、大混乱になっていた。
火元はクリーニング屋であったがは既に鎮火方向で、燻った建屋に消防服で身を固めた屈強な隊員が中に入り、懸命に、後処理をしていたが、これ以上の類焼もなく収束される方向にあった。壁には真っ黒な油煙が、一面に残り、一時の火勢の勢いを物語るものであった。
現場付近には指揮本部と記名された旗が掲げられ、架設の机とホワイトボードで此処で組織的な消火活動の陣頭指揮を取っていた。
此れ如きの火事に、この大規模な消火活動と思ったが、専門家に聞く所、石油系のドライクリーニング溶剤は灯油とほぼ成分が変わらないので、引火したら大変なので、一般の民家の火災とは異なる消火体制が敷かれたようである。
隣接の家屋に類焼しなかったのは懸命な消火活動の成果とも思えるが、商売柄預かった大量の衣類の損害は計り知れない位に甚大なものと思える。
丁度その時、テープが張られ周辺の緊急事態に係員の静止も聞かず、猛烈な勢いで目の前を通過、消防隊員の群れの中に突っ込んで入った。警察の緊急車両と思いきや一般車両が行く手を阻まれ、たちまち警察に包囲、免許証を取り上げられられ、近くの駐車場に誘導された。
廻りの状況を読めない若者が、こともあろうに迷走してきた目の前の珍事に驚いた。
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