春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

からすの死体も驚かず

2021-08-10 15:56:00 | 事件だ~!!
台風9号は日本海側を抜けて行ったが、関東地方は物凄い風が吹き荒れ、家の周りは置物が飛ばされるなど風で、吹き荒れた。
こんな風の最中、最早何にもないだろうと思いつつ、ブドウ棚が気になった。
ブドウ棚にはブドウ刈り込みの後、僅かに袋は残しておいた。
こんな荒れた天候の最中、殆ど空と判っていながら僅かな実を求め敵は執拗に攻撃の手を緩めなかった。
袋は完全に食いちぎられ無残にその姿を晒していた。

敗れた袋から僅かな房の部分から、骨部分しか残っていなかった。
棚下の地面には無数の食い散らかした皮が散乱し、中身は綺麗に食べつくしている。

DIYの専用コーナで鳥対策で目についた対策品の一つ、疑似死体での威嚇を期待し、購入した。
風船で造られたからすの疑似死体で棚に、ぶら下げて置いておいたが、折からの強風で吹き飛ばされそうであった。

揺らぐ姿が所詮風船であることが、察知したのか敵に恐怖心を与えるほどの効果は全く感じられなかった。
強風も吹き止み、残された微風に変わったが、虚しく風に揺られ、空間に泳ぐ姿が、哀れであった。

『何で、こんなものに、騙されるかい』と鳥に嘲笑されたようで、子供騙しのおもちゃ風船に過ぎなかった。

『あ~あ~ 溜息交じりに、やっぱりこれもダメかと・・・。』呟く、ばかりで前へ進なかった。
棚の上から防鳥ネットが、下から入り込みだめ。ならばと棚の下側から防鳥ネットを張ったが、メッシュが荒く、隙間狙いでやられた。ならば今回の疑似品、光もので威嚇も全く効き目がなかった。
文明の利器であるインターネットを通じて求め、天敵の鳥対策にあらゆる策を凝らしても、無為に終わってしまう現実に、壁の厚さを感じる。

久し振りに朝の散策で気になる近隣のプロ農園でその様子を見てきた。防禦ネットはあるが、隙間だらけの防鳥対策で、我が家のような防禦対策を見られない。
収穫時期を迎え、袋の外側から、芳醇で豊かに生育する姿が、大変羨ましかった。

対照的に格好の攻撃目標とされ、はてさて我が家は何故狙われるのか、不思議でならない。
『畜生、鳥ごときに、負けてたまるかい』と想えども、一度、味を占めた奴らには敵わなかった。

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