案山子には古来より三通りあるそうです。
一番目は、田の神の依代の人形を田畑に立てたり、注連(しめ)を張って鳥獣を脅し害を防ごうとするもの。
二番目は、襤褸・髪・獣魚肉などを焼き悪臭を嗅がせて(だからカガシ)鳥獣を遠ざけるもの。
三番目に、物音を立てたり、鳥獣を吊るして恐れさせるもの。
等があったが、現在では一番目の人形を立てて脅すものを案山子(カガシ)と呼んでいるそうです。
あまり役立ちそうも無い、ユーモラスさが昔から俳人の心を捕らえ離さないと言います。
水落ちて細脛高きかがしかな 蕪村
案山子立つれば群雀空にしずまらず 飯田蛇笏
はるばると潮に流るる案山子かな 吉武月二郎
出征旗まきつけ案山子立ち腐れ 沢木欣一
みちのくのつたなきさがの案山子かな 山口青邨
一番目は、田の神の依代の人形を田畑に立てたり、注連(しめ)を張って鳥獣を脅し害を防ごうとするもの。
二番目は、襤褸・髪・獣魚肉などを焼き悪臭を嗅がせて(だからカガシ)鳥獣を遠ざけるもの。
三番目に、物音を立てたり、鳥獣を吊るして恐れさせるもの。
等があったが、現在では一番目の人形を立てて脅すものを案山子(カガシ)と呼んでいるそうです。
あまり役立ちそうも無い、ユーモラスさが昔から俳人の心を捕らえ離さないと言います。
水落ちて細脛高きかがしかな 蕪村
案山子立つれば群雀空にしずまらず 飯田蛇笏
はるばると潮に流るる案山子かな 吉武月二郎
出征旗まきつけ案山子立ち腐れ 沢木欣一
みちのくのつたなきさがの案山子かな 山口青邨