575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

塊 芋 (ホドイモ) 草女

2007年09月21日 | Weblog
 八月海上の森を歩いていて、この植物に出会った。高さ60~70cmの笹に巻きついて、たくさんの花穂を付けていた。定光寺の森で見つけてから二度目である。
 マメ科ホドイモ属の植物。塊根が食用にされてきた。その観察会で誰かが「どうしてホドイモなんだ?」と聞いた。するとある女性が「女の私にきくの?女性の陰部のことよ。」と答えたが「それは違う。それはホトだよ。」と言ってしまった。
 しかし、音の続き具合で清音が濁音になることは珍しくないが、インターネットなどで調べてみた。
 ホドイモはもともと「ほど」と呼ばれ塊芋と記されてきた。ほどの方が正しい和名であると主張している図鑑もある。
 インターネットによるとホドイモを「アピオス」と学名で表し、栽培を奨めている記事が2・3個あった。
 アピオスはアメリカほどイモという和名で呼ばれ、芋は自生のものより大きく育ち、味はクリとサツマイモをミックスしたような淡い甘みがあり独特な風味だという。栄養食品としても優れているそうだ。
 属は異なるがマメ科のクズの根がくず粉であり、くず湯なのだからホドイモにも
栄養がありそうだ。
 ところで、一口に芋というが、植物学ではイモは難しい。ジャガイモは根茎であり、サツマイモは塊根である。ホドイモはインターネット上では根茎であったり、塊根であったりして混乱している。正しくは塊根である。
 何はともあれ、ホドイモは女性とは無関係だと思う。
 
※芋は、色はじゃがいもに似ていてつやがあり、5・6cmの細長い芋である。
コメント (2)
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