八月下旬、面の木峠の植物観察会に参加。湿地に蓮華升麻(レンゲショウマ)が見られるかも知れないという情報があつて、わくわくしながら行った。
レンゲショウマはキンポウゲ科レンゲショウマ属の日本固有の植物。花が蓮華(ハス)に似ていて、葉がサラシナショウマに似ているのでこの名がついたと言い、今まで見たことが無く、長く憧れていた。
図鑑では弱弱しく、優雅で今にも消え入りそうな風情である。その上この草も個体数を減らし続けている。
やはり残念ながら面の木峠の湿地にはその姿は無かった。所がである、なんとそこのビジターセンターの鉢の中にあったのである。
職員が湿地から姿を消したので家にあったものを持ってきたと言う。「エッそれって?」仲間は同じ事を思い顔を見合わせた。しかし、職員の人は熱心に「写真を撮るなら外へ持っていって写したら。」と助言をしてくれる。
レンゲショウマは下向きに咲く。膝を折り下からカメラを向けていたら「スカートの中覗かないでよ!」の声。
外側のスカートに見える部分はがく片。中の丸く見えるのが花弁。覗かないでは花弁もしべも見えない。
花は子孫を残すための生殖器。かつてイチヤクソウという植物を下から写して瞠目したことがある。上から見た可憐さとはかけ離れた姿がそこにあった。覗いても美しい訳ではない。
採集して調べることが憚れる今日、植物調べは専ら写真に頼っている。ところが写真を撮るとそれで満足して観察したような気分になる。せめて上下左右にレンズを向けたい。
本来は植物を観察するときは、ルーペで覗いたり、触れてみたり、香りを確かめたりする事が必要であるが、ともすれば御座なりになってしまう。
そこが反省点である。
レンゲショウマはキンポウゲ科レンゲショウマ属の日本固有の植物。花が蓮華(ハス)に似ていて、葉がサラシナショウマに似ているのでこの名がついたと言い、今まで見たことが無く、長く憧れていた。
図鑑では弱弱しく、優雅で今にも消え入りそうな風情である。その上この草も個体数を減らし続けている。
やはり残念ながら面の木峠の湿地にはその姿は無かった。所がである、なんとそこのビジターセンターの鉢の中にあったのである。
職員が湿地から姿を消したので家にあったものを持ってきたと言う。「エッそれって?」仲間は同じ事を思い顔を見合わせた。しかし、職員の人は熱心に「写真を撮るなら外へ持っていって写したら。」と助言をしてくれる。
レンゲショウマは下向きに咲く。膝を折り下からカメラを向けていたら「スカートの中覗かないでよ!」の声。
外側のスカートに見える部分はがく片。中の丸く見えるのが花弁。覗かないでは花弁もしべも見えない。
花は子孫を残すための生殖器。かつてイチヤクソウという植物を下から写して瞠目したことがある。上から見た可憐さとはかけ離れた姿がそこにあった。覗いても美しい訳ではない。
採集して調べることが憚れる今日、植物調べは専ら写真に頼っている。ところが写真を撮るとそれで満足して観察したような気分になる。せめて上下左右にレンズを向けたい。
本来は植物を観察するときは、ルーペで覗いたり、触れてみたり、香りを確かめたりする事が必要であるが、ともすれば御座なりになってしまう。
そこが反省点である。