575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

3月句会の投句がそろいました。

2008年03月19日 | Weblog
題詠「春風」

①ペタル踏む明日香小径や春の風
②芽をおこし苞をぬがせて春の風
③春風や潮に運ばれ溶けてゆく
④歩をとめて春風をかぐ奈良路かな
⑤春風が少女の髪を揺らしけり
⑥浮世絵のかんざし揺らす春の風
⑦女子マラソン名古屋城下の春の風
⑧春風にビタミンカラーのドレミかな
⑨春風の栞はさんで眠りけり
⑩歳時記の言葉の蕾春の風
⑪わが庭の虎刈りとなり春の風


自由題

①彼岸会の一休禅師昼寝する
②辛口の評偲ばるる春の月
③赤青黄遊具塗りたて風光る
④幼稚園低き蛇口に風光る
⑤春の潮赤いペデキュア揺れている
⑥鶯の初音に目覚む夢とかや
⑦春光やトップランナー振り向かず
⑧黒豆のゴリラの目玉芽吹きけり
⑨余呉湖駅降りて余呉湖を巡る春
⑩こそばいかほこりはらいてひな納め
⑪春昼や脳内文法停止中


写真は名古屋城内の桜。
オオカンザクラです。  遅足

コメント
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