荻原先生の「はじめての短歌教室」が開講してから一年余りが過ぎました。
受講生は約20人。時に欠席者があるものの、17人を切ることはありません。
案内書には、いつも「満席」の印。受付ではキャンセル待ちとも言っていないよです。
おそらく朝日カルチャーで一番の人気教室と思われます。
先日のブログで先生は、「はじめの頃に比較して佳作がかなり多くなったような気がする」と書いておられました。
すべて先生の指導のたまもの。
一首ごと、一人ごとに、懇切丁寧。時間オーバーもなんのそのという教え方。これで上達しなければ、余程の落ちこぼれと、
自戒をこめて、そう思います。
題は、ひき続いて「砂」「山」「迷」「渡」「流」「進」
先生のお作。
・ 楷書でも草書でもないまろやかな字が残るゆうやけの砂場に
・ 妻という山はますます雪ふかくこれは遭難なのかも知れず
・ 十代の闇はそれでもなつかしくひかりのなかに迷うこの齢
・ 翼なく鰭なきものを渡らせる川なのか罠なのかあなたは
・ ゆっくりと濃く流れゆく春をもつひとから届く二月の賀状
・ 縁なしの絹目の擦れて進まない時間のなかで歯を見せている
受講生は約20人。時に欠席者があるものの、17人を切ることはありません。
案内書には、いつも「満席」の印。受付ではキャンセル待ちとも言っていないよです。
おそらく朝日カルチャーで一番の人気教室と思われます。
先日のブログで先生は、「はじめの頃に比較して佳作がかなり多くなったような気がする」と書いておられました。
すべて先生の指導のたまもの。
一首ごと、一人ごとに、懇切丁寧。時間オーバーもなんのそのという教え方。これで上達しなければ、余程の落ちこぼれと、
自戒をこめて、そう思います。
題は、ひき続いて「砂」「山」「迷」「渡」「流」「進」
先生のお作。
・ 楷書でも草書でもないまろやかな字が残るゆうやけの砂場に
・ 妻という山はますます雪ふかくこれは遭難なのかも知れず
・ 十代の闇はそれでもなつかしくひかりのなかに迷うこの齢
・ 翼なく鰭なきものを渡らせる川なのか罠なのかあなたは
・ ゆっくりと濃く流れゆく春をもつひとから届く二月の賀状
・ 縁なしの絹目の擦れて進まない時間のなかで歯を見せている