朝刊の”櫻だより”が「落花盛ん」になるころ、住まいに近い堀川に、ひととき見事な花筏が現れます。
海からは10キロ余りも入っているのに、潮の干満を受けて、筏は上ったり、下がったり。風情を添えてくれます。
花のいのちは短くて・・というけれど、櫻の楽しみの長いこと。芽吹き、蕾ふくらむ、ちらほら、から始まって散り果て、まで。
やがて残花、蕊降る、そして夏の葉櫻へと、季語も移っていきます。
・ 添ひゆくもやがて遅るる花筏 雨宮きぬよ
・ 花筏水に遅れて曲がりけり ながさく清江
・ ゆるやかに橋潜りをり花筏 石塚友二
風が来て心もとなき花筏 しるべなす線引きてやりたし
鳥野
海からは10キロ余りも入っているのに、潮の干満を受けて、筏は上ったり、下がったり。風情を添えてくれます。
花のいのちは短くて・・というけれど、櫻の楽しみの長いこと。芽吹き、蕾ふくらむ、ちらほら、から始まって散り果て、まで。
やがて残花、蕊降る、そして夏の葉櫻へと、季語も移っていきます。
・ 添ひゆくもやがて遅るる花筏 雨宮きぬよ
・ 花筏水に遅れて曲がりけり ながさく清江
・ ゆるやかに橋潜りをり花筏 石塚友二
風が来て心もとなき花筏 しるべなす線引きてやりたし
鳥野