575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

しばらくは桜の底に集ひけり   荻原裕幸

2008年04月05日 | Weblog
東西句会での荻原先生の句です。

  春日和なんでも壜につめる母
  さへづりや父の名義の二百坪
  些細なる誤植見つかる花曇
  しばらくは桜の底に集ひけり
  ぶらんこの大きく揺れて無人なり

私は、しばらくは桜の底に集ひけり、が好きです。

名古屋城の周辺を散歩してきましたが、
あちらこちらで、酒宴が始まろうとしていました。
それぞれのグループは、桜の下で、
自分たちの世界をつくっています。
それは桜の底に集まっているようにも思えます。

また、そんな賑やかな風景とは、まったく違って、
底という言葉からは、亡き人と、桜の下に集まって
しばらく一緒にいたと読むことも出来ます。

いずれにせよ、「しばらくは」、ですから
やがて、底から這い出ることになるわけですが、
どちらに解釈しても、「しばらく」は、大切な時間でしょうね。

                   遅足









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花衣器材人材酔いつぶれ   朱露

2008年04月05日 | Weblog


  花衣は桜の花が散りかかった衣服、
  または花見に着る晴れ着のことだ。
  器材・木材・人材の共通点は何か。
  派遣と覇権の相違点を明確にせよ。
コメント (1)
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