磐田市涌が谷沼の植物探訪に参加した。ここは環境絶滅危惧種のベッコウトンボの生息地として開発を免れた所。しかし、ビジターセンターの話では、周囲の開発や沼に人が近づき過ぎたりして、水位が下がったり、水草が減ったりして危機的状況がつづいているという。
その地区の入り口の畑にヤマゴボウという標識を付けた植物があった。リーダーも30人の受講生も初めてお目にかかる植物であった。
草丈は1m程もある大型の草で、ヨウシュヤマゴボウに似るが、違うのは花も実も直立している。ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草で花がとても美しい。(ヨウシュヤマゴボウは、写真のヤマゴボウとよく似ているが、実や花は垂れていて、実は紫に熟し小学生の理科などで色染めの学習に使われ市内の空き地や草むら等にもよく生えている。)
中国原産といわれ、巨大な根を薬用にする為に江戸時代に導入されたが、現在は栽培されておらず大変珍しい。一方同じ目的で明治時代に渡来したヨウシュヤマゴボウは全国にはびこっている。
両方とも草全体に硝酸カリなどを含みかなりの有毒植物である。ところが、山牛蒡の味噌漬けが土産物として売れている。何故だろう?
実は味噌漬け「山牛蒡」の原料は、キク科モリアザミの根であり、野菜の牛蒡と同じ仲間で毒性はなく食べることが出来るのである。
ところがこのお土産のヤマゴボの名前が誤解されて、ヨウシュヤマゴボウなどの根を食べる人がいて事故が起きるのである。
ヤマゴボウが日本に入って来た時、ゴボウでなく別の名前を付けておけば、事故も起きなかったかもしれない。
その地区の入り口の畑にヤマゴボウという標識を付けた植物があった。リーダーも30人の受講生も初めてお目にかかる植物であった。
草丈は1m程もある大型の草で、ヨウシュヤマゴボウに似るが、違うのは花も実も直立している。ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草で花がとても美しい。(ヨウシュヤマゴボウは、写真のヤマゴボウとよく似ているが、実や花は垂れていて、実は紫に熟し小学生の理科などで色染めの学習に使われ市内の空き地や草むら等にもよく生えている。)
中国原産といわれ、巨大な根を薬用にする為に江戸時代に導入されたが、現在は栽培されておらず大変珍しい。一方同じ目的で明治時代に渡来したヨウシュヤマゴボウは全国にはびこっている。
両方とも草全体に硝酸カリなどを含みかなりの有毒植物である。ところが、山牛蒡の味噌漬けが土産物として売れている。何故だろう?
実は味噌漬け「山牛蒡」の原料は、キク科モリアザミの根であり、野菜の牛蒡と同じ仲間で毒性はなく食べることが出来るのである。
ところがこのお土産のヤマゴボの名前が誤解されて、ヨウシュヤマゴボウなどの根を食べる人がいて事故が起きるのである。
ヤマゴボウが日本に入って来た時、ゴボウでなく別の名前を付けておけば、事故も起きなかったかもしれない。