その囀りの節回しが「月・日・星」に聴こえるというので三つの光の鳥と名づけられた。しかし、何度聴いても「フィチフィチホイホイホイ」としか聴こえない。
スズメ目カササギヒタキ科の夏鳥。スマトラ島で越冬し日本で繁殖する。雄は45cm、雌は18cmくらいだ。雄は繁殖期に長い尾を持つためこの大きさとされる。正身はすずめを少し大きくしたくらいである。
この尾羽は紫色を帯びた黒色で、体の背面は茶褐色で地味である。コバルトブルーのアイリングがとても可愛い。
しかし、杉やヒノキの暗い森を動き回っていて、姿を見せることは少ない。
海上の森もサンコウチョウの繁殖地の一つで、毎年声を聞くことができる。
5月23日今年初めての鳴き声を耳にした。大砲のようなレンズを構えたカメラマンが何人もンコウチョウを待ちわびていた。そこから百メートルほど歩いて行ったら、何と目の前に居るではないか!! この森を歩くようになってから五年になるが、こんな良い場所で巡り会えたのは初めてである。しかも、長い尾羽を持った雄。幸せなひと時であった。
サンコウチョウは確実に減っている。日本での環境の悪化もあるが、スマトラ島の熱帯雨林の伐採が大きい。スマトラでは1932年を100とすると1980年ごろは70%その後の5年間で30%にまで減少しているという。しかも、その輸出先が日本であると聞くと、暗い気持ちになる。
三光鳥光を曳いて飛びゆけり 水野露草
三光鳥鳴きやみし尾を垂れにけり 島崎秋風
★写真は「みみのブログ」よりお借りしました。雛に餌やりの場面とか、こんな写真が撮れたらね。
スズメ目カササギヒタキ科の夏鳥。スマトラ島で越冬し日本で繁殖する。雄は45cm、雌は18cmくらいだ。雄は繁殖期に長い尾を持つためこの大きさとされる。正身はすずめを少し大きくしたくらいである。
この尾羽は紫色を帯びた黒色で、体の背面は茶褐色で地味である。コバルトブルーのアイリングがとても可愛い。
しかし、杉やヒノキの暗い森を動き回っていて、姿を見せることは少ない。
海上の森もサンコウチョウの繁殖地の一つで、毎年声を聞くことができる。
5月23日今年初めての鳴き声を耳にした。大砲のようなレンズを構えたカメラマンが何人もンコウチョウを待ちわびていた。そこから百メートルほど歩いて行ったら、何と目の前に居るではないか!! この森を歩くようになってから五年になるが、こんな良い場所で巡り会えたのは初めてである。しかも、長い尾羽を持った雄。幸せなひと時であった。
サンコウチョウは確実に減っている。日本での環境の悪化もあるが、スマトラ島の熱帯雨林の伐採が大きい。スマトラでは1932年を100とすると1980年ごろは70%その後の5年間で30%にまで減少しているという。しかも、その輸出先が日本であると聞くと、暗い気持ちになる。
三光鳥光を曳いて飛びゆけり 水野露草
三光鳥鳴きやみし尾を垂れにけり 島崎秋風
★写真は「みみのブログ」よりお借りしました。雛に餌やりの場面とか、こんな写真が撮れたらね。