575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

荻原教室・近況報告(5)    鳥野

2008年06月10日 | Weblog
早いものです。先回の報告から3ヶ月がたちました。

教室は相変わらずの盛況。最近はお互いが顔見知りになり、和やかさが増してきました。
他の教室に比べて、先生もお若く、受講生も若い女性が多く、時にキャーと甲高い笑い声が起きたりして、楽しいものです。

私がいうのもおこがましいけど、皆どんどん上達。先生もその点は認めておられます。

指導は個人の持ち味を尊重して、添削は最小限度、文法や用語の間違いははっきりと指摘されます。
ナイショの話。「情況はよくわかります」と言われたら、先生は苦心して大意を把握されているということ。実際は今一つなんです。

 引き続きの題詠の題は、「揺」「入」「出」「落」「笑」「泣」

 先生のお作

  ・ 揺らしたり零したりしたときに濁らせてわたしの奥のみずの春秋

  ・ 夕焼にどのあたりからどうやって入るのかもはや思ひ出せない

  ・ 浴室を出てゆくやうにわたくしの夜を出てゆくものがゐて春

  ・ どこまでも祭がゆれるポケットの夏を落とさぬやうに歩いた

  ・ 大喜利で歌丸師匠がいくたびも殺されて笑ひつくして翳る

  ・ 泣くことと涙を流すことの差を滲ませて額の花に降る雨
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする