宿題は「夏帽子」
しんがりのわが名呼ばれて夏帽子
子どもの頃のことか、懐かしい感じのする句。
しんがりはシッカリした子か、はたまた、しっかりしていない子か?
子どもの頃に名前を呼ばれるとすると、用事を頼まれたりする時・・・
「呼ばれて」の「て」という言い方に、
作者は夏帽子のなかにいるのだが、
それを外から見ている感じもあって、うまくいっていると思う。
天空をななめにかぶる夏帽子
天空がはっきりしたイメージを結ばない。
「天空」の「天」と、「夏帽子」の「夏」がうまく機能していない。
夏空をななめにかぶる帽子、という表現のほうが良いのでは?
また、この句は一人称とも三人称とも読める。
○○を××に○○する、という表現を、
三人称にするには、○○する、をはずすと良い。
いずれにせよ、この句では夏帽子という季語の本意が生かされていない。
とりあえず、
夏空をななめにかぶる野球帽
としておいて下五を推敲しよう。
次回は最終回。宿題は「7月」と自由題です。
しんがりのわが名呼ばれて夏帽子
子どもの頃のことか、懐かしい感じのする句。
しんがりはシッカリした子か、はたまた、しっかりしていない子か?
子どもの頃に名前を呼ばれるとすると、用事を頼まれたりする時・・・
「呼ばれて」の「て」という言い方に、
作者は夏帽子のなかにいるのだが、
それを外から見ている感じもあって、うまくいっていると思う。
天空をななめにかぶる夏帽子
天空がはっきりしたイメージを結ばない。
「天空」の「天」と、「夏帽子」の「夏」がうまく機能していない。
夏空をななめにかぶる帽子、という表現のほうが良いのでは?
また、この句は一人称とも三人称とも読める。
○○を××に○○する、という表現を、
三人称にするには、○○する、をはずすと良い。
いずれにせよ、この句では夏帽子という季語の本意が生かされていない。
とりあえず、
夏空をななめにかぶる野球帽
としておいて下五を推敲しよう。
次回は最終回。宿題は「7月」と自由題です。