575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ヤマトシジミ蝶        草女

2008年07月04日 | Weblog
 6月下旬海上の森の明るく広い道に、たくさんの空色のシジミチョウが舞っていた。地面すれすれの高さをひらひら群れていて写真を撮ることが出来ない。やっと何かに止まった瞬時翅を休めて閉じるののだが、空色の面は隠れてしまう。見える裏面は薄い灰色で黒い斑がある。大和小灰シジミである。
 シジミチョウは蜆貝に大きさ、形、そして雌は色も似ていることからつけられた名前。ヤマトシジミは日本を代表するシジミチョウだか、この種は中東から東アジアフィリピン等に広く分布し、日本には北海道を除く全国に生息する。
 蝶は幼虫の時食べる植物が決まっている。ヤマトシジミの幼虫はカタバミ。だからカタバミのある所なら、山里から都会までどこにでも出現する。
 ところが、カタバミでも外来の帰化植物のカタバミや紅紫色のものはだめで、日本原産の緑色のノカタバミでないと成長できないそうだ。
 さて、食用の蜆貝は大半がヤマトシジミと呼ばれている。つまり市場に出回り私たちが食べる蜆はヤマトシジミである。 ややこしや。
コメント (1)
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