575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

飯田龍太の名の由来 ぐ

2010年04月12日 | Weblog
飯田龍太氏は1920年(大正9年)7月10日に俳人飯田蛇笏氏の四男として生まれた。
そして同じ日に初めて生地の山梨県寒川村に電燈が灯った。
母親の菊野さんが「名前はお考えですか」と父親蛇笏に尋ねると「電太にしろ。」
「まさか、そんな」菊野さんが不服を唱えると、「では、龍太だ。龍太がいい」と即決したそうである。
後に菊野さんは「では、龍太だ。龍太がいい。あんまりあっさり決めるので、呆気にとられまして」と回想しているという。

参考  「俳句研究昭和47年10月号・飯田蛇笏読本」俳句研究社
稲畑汀子他編「現代俳句大辞典」三省堂

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春陰やマスターズ見る朝一人    朱露

2010年04月12日 | Weblog


       思えば数十年同じことの繰り返し。
       今年は片山石川が落ち池田が残る。
       名人上手の失敗を見るのは楽しい。
       辛夷の花は全部散り若葉になった。

           

   結界の山桜今満開に   朱露

       目の前の赤岩山は満開の山桜。
       登れない山ではないが登れぬ。
       山桜まで墓地の中を通るのだ。
       奈良時代からの墓が佇む迫力。

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