575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

四月馬鹿その後利口にならぬまま    朱露

2010年04月01日 | Weblog


      これは川柳にも断わられる馬鹿げた代物。
      一度馬鹿になると中々利口にはなれない。
      馬鹿には利口の苦しさが分からないから。  
      所が利口にも馬鹿の哀しさが分からない。

          

引き摺って辿り着いたる四月馬鹿

     「四月馬鹿」は春の季語と念を押す馬鹿。
     四月だけ馬鹿だと思ってる「四月馬鹿」。
     一年中馬鹿なのに何故四月だけにしたか。
     そういう馬鹿な疑問を持つヤツが大馬鹿。

          
 

桜咲く傍若無人の小雨かな

     この年四月一日は朝から小雨だった。
     早朝朝倉川沿いの桜を一人見に行く。
     両岸延々と桜だから何百本あるのか。
     私しか人が居ないので傍若無人の雨。

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24年目の春   麗

2010年04月01日 | Weblog
小雨降る中、2010年度が始まりました。
今日はあちこちで入社式が行われることでしょう。

私も大阪から名古屋に来て24年目の春を迎えました。

この時期思い出すのは朱露先輩に連れられて
マイクとレコーダーを持って情景描写の練習に行ったこと。
その時、朱露さんから「年々歳々」とい言葉を教えて頂きました。
あれから24年。少しは語彙が増えたかな?
まだまだ日々勉強です。

      新年度初心に帰る桜見て   麗
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