これは川柳にも断わられる馬鹿げた代物。
一度馬鹿になると中々利口にはなれない。
馬鹿には利口の苦しさが分からないから。
所が利口にも馬鹿の哀しさが分からない。
引き摺って辿り着いたる四月馬鹿
「四月馬鹿」は春の季語と念を押す馬鹿。
四月だけ馬鹿だと思ってる「四月馬鹿」。
一年中馬鹿なのに何故四月だけにしたか。
そういう馬鹿な疑問を持つヤツが大馬鹿。
桜咲く傍若無人の小雨かな
この年四月一日は朝から小雨だった。
早朝朝倉川沿いの桜を一人見に行く。
両岸延々と桜だから何百本あるのか。
私しか人が居ないので傍若無人の雨。