575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

春の海   麗

2010年04月15日 | Weblog
前回の句会の最後に何となく
兼題を「春の海」に決めてしまったものの
あまりの寒さに海はおろか近くの公園までも
足が遠のいています。

最後に春の海を見たのは飛行機の上から。
その日は晴天で四国の桂浜あたりがよく上空から見えました。
150年ほど前、坂本龍馬が「この海の向こうに何があるのか知りたいがじゃ!」
と叫んだ浜辺を機上から眺められる幸せ。

あの時代の人にも見せてあげたい気持ちになりました。
思えばいぜれの海も五つの大陸と繋がっているのですね。


      大陸を目指して海は繋がっている    麗
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春の海渡るものみな映しをり  矢野玲奈

2010年04月15日 | Weblog
4月句会が近づいてきました。
今回の宿題は「春の海」


作者は、四季のない外国暮らしの子供時代をすごしたという。
地球を上空から見る機会が多かったかも。

眼下の春の海。自分の乗った飛行機の影が海を渡っていく。

あるいは作者は地上から上空を見上げているのかも。
鳥、蝶、そして雲などが海を渡っていった。
そんな遠く旅をするものたちを映し出す春の海。

みなさんの春の海は、どんな海でしょうね?

  父さんと他人を呼べり春の海   遅足

他人同士が出合って結婚、いつの間にか呼び方が変わって
父さん、母さんに・・・





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