たまに出かける温泉地。宿の裏手の山裾に古い文殊堂があります。
自然石を埋め込んだ段々を昇り詰めると、まず六地蔵に出会います。
それぞれ優しいお顔、地元のお年寄りの丹精の、赤い頭巾と前垂れはいつも新しい。
地蔵尊はお釈迦さまが亡くなったあと、無佛の世に苦しむ衆生を救済するという
ありがたい菩薩さま。
その一方、六道への道案内をしてくださるお方、とも言われます。
六道、つまり、地獄、飢餓、修羅、畜生、天界、人間界のいずれに行くも、待っているのは
重い処罰。
この世で犯した罪によって振り分けられるのです。
いいお顔の菩薩さまも、ワタシには、現世での罪状を事業仕分けする恐ろしいお方に見えてなりません。
・ 地獄への道案内を引き受けて山裾に座す地蔵穏しも
鳥野
自然石を埋め込んだ段々を昇り詰めると、まず六地蔵に出会います。
それぞれ優しいお顔、地元のお年寄りの丹精の、赤い頭巾と前垂れはいつも新しい。
地蔵尊はお釈迦さまが亡くなったあと、無佛の世に苦しむ衆生を救済するという
ありがたい菩薩さま。
その一方、六道への道案内をしてくださるお方、とも言われます。
六道、つまり、地獄、飢餓、修羅、畜生、天界、人間界のいずれに行くも、待っているのは
重い処罰。
この世で犯した罪によって振り分けられるのです。
いいお顔の菩薩さまも、ワタシには、現世での罪状を事業仕分けする恐ろしいお方に見えてなりません。
・ 地獄への道案内を引き受けて山裾に座す地蔵穏しも
鳥野