575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

常滑に浜昼顔が・・・    鳥野

2010年06月08日 | Weblog
新聞の写真に曳かれて、浜昼顔を見に行ってきました。常滑市の北部、蒲池の海岸。
鬼北小学校に隣り合う砂浜に群生していました。

この可憐な花を、損なわず咲き広めるには、鬼北小の児童やボランティアの努力が大きいのです。

ゴミ一つない、さして広くない砂浜に、一面の小花。ピンクの薄紙を畳んで開いたような、襞が見えます。

花のいじらしさに比べて、葉の逞しいこと。地中を這う根も強靭です。

汐と風、乾燥という過酷な条件のなかを、葉や根に守られ、浜昼顔は美しい命を継承していました。

 寺山修司が作詞し、五木ひろしが歌う演歌の「浜昼顔」を聞いてみたくなりました。

  ・ 逞しき葉に守られて汐に耐う浜昼顔の薄紅けなげ
 
                     鳥野
コメント
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