575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

雷を連れてくる雲こない雲    遅足

2010年06月12日 | Weblog
船団の早瀬ドクターの診断です。

詩がない。
と、またまた一刀両断。
詩とは、どういったものか?
早瀬ドクターの他の句に対する診断です。

  恋いくつみな葉桜となりにけり   せいち

今まで恋っていくつしたのだろう。
えーと、3つ、4つ、5つ・・何を言わせるんですか!
でも、誰の胸にも様々な思い出をよみがえらせる
いくつかの恋はみな葉桜になっている、
というのは俳句と言うより、詩だ。

そのうちのどれかは、ソメイヨシノの暗いような葉桜であり、
どれかは、山桜の淡い薄明るい葉桜なのだろう。

   

恋=葉桜という飛躍。ここに詩が生まれる。
ということでしょうか。

雷と雲では、飛躍がありませんものね。反省!

最近の私の句は手ごろなところで纏めようという
意識が働いてオモシロクないと感じていました。

理解不能を恐れずに思い切った比喩の飛躍へと
試行錯誤してみるのか?

あるいは写生に方向転換するのか?です。



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夏来る敵は幾万ありとても    朱露

2010年06月12日 | Weblog

       すべて烏合の勢なるぞ
       烏合の勢にあらずとも
       味方に正しき道理あり
       皆さんこの夏も元気で

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