トマトが好きだ。
甘くもなく酸っぱくもなく、ただそれだけのものである。
少年のころ夏になるとおやつはトマトだった。塩を振りかけてかじりつくとお腹が満たされた。スイカは、たまにしか口に入らなかったが、トマトはその時期母にたのべば何時でも食べられた。
しかしその頃のトマトは皮が厚く、香りもきつかったと思う。
今もどこかに行ってトマトを見かけるとついつい買ってしまう。
確かにトマトの味や香りは薄くなったと思う。
滝壺や冷やしトマトの一つ逃げ 草間 時彦
楽しみの一つに朝のトマトもぐ 鈴木 花暎
甘くもなく酸っぱくもなく、ただそれだけのものである。
少年のころ夏になるとおやつはトマトだった。塩を振りかけてかじりつくとお腹が満たされた。スイカは、たまにしか口に入らなかったが、トマトはその時期母にたのべば何時でも食べられた。
しかしその頃のトマトは皮が厚く、香りもきつかったと思う。
今もどこかに行ってトマトを見かけるとついつい買ってしまう。
確かにトマトの味や香りは薄くなったと思う。
滝壺や冷やしトマトの一つ逃げ 草間 時彦
楽しみの一つに朝のトマトもぐ 鈴木 花暎