昭和12年の連作「俸給」の第一句。
かじかめる俸給生活者の流(ながれ)、と、
都市生活者・サラリーマンとしての人生を歩んだ草城。
俸給のお金も、句の対象にしています。
処女紙幣(しょじょしへい)青し颯爽として軽く
老紙幣疲れうらぶれくづほるる
結核のため、昭和22年に休職、24年には退職。
疲れたる紙幣(さつ)を共同募金する
共同募金が始まったのは、昭和22年。翌年の作。
少(わか)き子が獲て来し紙幣(さつ)は眼に痛き
昭和25年の句。高校を卒業、就職した子(温子)の
初サラリーを詠んだもの。
父・草城が病気という事情から、大学進学を断念したという。
短歌でもお金を詠んだものを。。
ポケットにゆうべの釣りの札があってその札で買ふ朝の真水を 魚村晋太郎
人のために使ふことなしひと月を流れていきしお金を思ふ 澤村斉美
お金も立派に句や歌の題材になるんですね。
今は、ほとんど銀行振り込み。ちょっと味気ない気もします。
サラリーマンを退職して十年。ボーナスのないのにも慣れました。
今朝、蝉の鳴き声を聞いたと妻。私は耳が遠くて・・・
遅足
かじかめる俸給生活者の流(ながれ)、と、
都市生活者・サラリーマンとしての人生を歩んだ草城。
俸給のお金も、句の対象にしています。
処女紙幣(しょじょしへい)青し颯爽として軽く
老紙幣疲れうらぶれくづほるる
結核のため、昭和22年に休職、24年には退職。
疲れたる紙幣(さつ)を共同募金する
共同募金が始まったのは、昭和22年。翌年の作。
少(わか)き子が獲て来し紙幣(さつ)は眼に痛き
昭和25年の句。高校を卒業、就職した子(温子)の
初サラリーを詠んだもの。
父・草城が病気という事情から、大学進学を断念したという。
短歌でもお金を詠んだものを。。
ポケットにゆうべの釣りの札があってその札で買ふ朝の真水を 魚村晋太郎
人のために使ふことなしひと月を流れていきしお金を思ふ 澤村斉美
お金も立派に句や歌の題材になるんですね。
今は、ほとんど銀行振り込み。ちょっと味気ない気もします。
サラリーマンを退職して十年。ボーナスのないのにも慣れました。
今朝、蝉の鳴き声を聞いたと妻。私は耳が遠くて・・・
遅足