575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

土用干し   麗

2012年07月26日 | Weblog
何年かぶりにつけた梅ぼし。
明日は土用なので、大ざるに漬けた梅を干すことにしました。
それにしても強烈な日差し。
梅を干すだけで私も干されます。
三日三晩干すそうです。
おいしい梅ぼしができるかな?

猛暑ご自愛下さい。

       何もかも干しあげられて土用入り    麗
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ハンカチはこぼれゆくものすくい上げ   麗子

2012年07月26日 | Weblog
ハンカチは、失われそうな大切なものを、
引き止めてくれる重要な小物、と鳥野さん。
少し、分からない処もあるのですが、
それはそれで、語調に惹かれます、と結宇さん。

詠み方に広がりがでてきた麗子さんの句。
こぼれゆくものって、なんでしょう?
浜辺に落ちている美しい貝殻かな。

  浪の間や小貝にまじる萩の塵   芭蕉

あるいは、涙、思い出、愛・・・など、様々に読めます。

私は長良川で、メダカをすくって遊んだのを思い出しました。
あれは誰のハンカチだったんだろう?
                      遅足
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蝉の朝しばらく何も出来ぬ多米    朱露

2012年07月26日 | Weblog
     耳鳴りか蝉の声かわからなくなる。
     猫額の庭に三本の大きい木がある。
     これに一匹でもとまろうものなら、
     二階の私の目の前だから私も蝉だ。

              


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