575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

お作、耀く   鳥野

2012年10月30日 | Weblog
松田宗匠の句集「そして」をいただいて、一ヶ月余。
空と海との相聞、という壮大な境地に浸っています。

巻末に短歌も加えられて、それはまた繊細な視線の作品、と
読ませていただきました。

句集の出版というお仕事の後、しばらくは、中日歌壇にお作が載らず寂しい
思いをしていました。

ところが二刀流は健在。10月28日付けの小島ゆかり選に堂々の入選。
独特の視点を歌い上げておられます。

 ・ 青空に飛び出す刹那満身の力を抜いて滝となる水

小島ゆかり評 ・水を擬人化して表現したことにより、「飛び出す」
「力を抜く」の動きが体感できる。「刹那」から「満身の」へ、リズム
もふいにゆるむ。うまい。

この結語は最高の賛辞。耀いています。

                  鳥野  
 
コメント (1)
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