575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

黒葡萄するりと脱いでうすみどり    すみ

2012年10月05日 | Weblog
  黒きまで紫深き葡萄かな   正岡子規 

黒い葡萄の皮をするりと剥く。それを脱いで、と表現しました。
一種の擬人法で、失敗すると句がウスッペラになりますが、
この句の場合、見事に成功しています。

黒からうすみどりへの変身がとても印象的です。 遅足
コメント
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