575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

鞦韆の錆の音聞く端居かな   結宇

2015年04月05日 | Weblog
キーコキーコの機械的なリズムを、縁側で聞くともなく聞いている
お年寄りが浮かびました、と智恵さん。

この錆びついたブランコ、音しか聞こえないのでしょうね。
誰が乗ってるのでしょうか?
子供でしょうか?なんとなく大人かなと思います。
あるいは、風で揺れているだけなのか・・・
端居ですから聞いているのはお年寄り。淋しい春のブランコですね。

  月に動く鞦韆や誰乗捨てし   武田桜桃

             

応答の一日一句

  舞妓ゆく祇園白川糸ざくら    孝

  歌碑の文字白し祇園の花明かり  亜子

今日は一転、花散らしの雨です。  (遅足)
コメント
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