575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

4月句会ちかづく   遅足

2015年04月08日 | Weblog
桜の花は散って、葉桜へ。
庭の椿、水仙も花を、チューリップへ。
目まぐるしく主役が変わっていきます。
若葉も一日一日と色を深めて、季節は晩春に。

今回の題詠は「うららか」です。
春の日が明るく照り、天地万物が柔らかく美しい様子。
春真っ盛りを表す季語です。

うららか、の句を少し集めてみました。

 うららかや一本指のピアノ音  足立悦子

 うららかな犬の背中がそこにあり  石田郷子

 うららかに人の心の知れがたく  木下夕爾

 春うらら歩きつかれて万歩計  三浅馨三

 病む人へ麗日待ちて文を書く  古賀まり子

どんな「うららかな」句が集るのでしょうか?

           

応答の一日一句

 縁遠くなりし自転車春埃     孝

 まるく掃く掃除当番春埃     亜子



コメント
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