575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

1月句会の最終結果です。   遅足

2016年01月22日 | Weblog
初句会、7人の出席。
今回から、司会を遅足から郁子さんと麗子さんに替わって頂きました。
句会の楽しさの一つは、皆で読みを深めることにあります。
若い感覚で句を読み込んで下さい。
句会の結果です。

題詠「冬座敷」
①冬座敷日矢は斜めに位につけり(等)狗子・すみ・結宇・遅足・晴代・亜子・郁子
②恋人を父に会わせる冬座敷(麗子)能登
③形見着て濃茶まわせし冬座敷(智恵)佐保子・能登・麗子・立雄
④床(とこ)の花ぽとりと落ちて冬座敷(能登)狗子・立雄
⑤日は奥に襖絵うかぶ冬座敷(晴代)狗子・すみ
⑥火熾(おこ)せば昭和の匂ひ冬座敷(亜子)静荷・佐保子・智恵・等・晴代・郁子・立雄
⑦冬座敷背すじ伸ばして茶を運ぶ(佐保子)亜子
⑧冬座敷昔の雨戸の音の良き(静荷)智恵
⑨たまゆらを姉と弟冬座敷(遅足)麗子・等・郁子
⑩ぐうたらを遺影の睨む冬座敷(立雄)静荷・すみ・結宇・遅足・晴代
⑪唱ふるはハ行とワ行冬座敷(郁子)結宇
⑫冬座敷家人は吸わぬ煙草の香(すみ)静荷・佐保子・智恵・麗子・等・遅足・亜子
⑬賑(ニギ)はひは朝陽入る程冬座敷(結宇)
⑭妖怪も出ずらくなりし冬座敷(狗子)能登


自由題  
①ペダル漕ぐ耳の冷たさ痛みへと(すみ)遅足・晴代
②平和凧たぐり寄せたる細き糸(郁子)静荷・佐保子・能登・智恵・狗子・麗子・等・遅足・亜子・立雄
③ふるさとの豆餅どさり甥の文(立雄)すみ
④冬の虫不老長寿の夢の中(遅足)狗子・結宇・立雄
⑤悪声を以て御慶や初烏(静荷)佐保子・すみ・麗子・等・結宇・亜子・郁子・立雄
⑥寄る辺なき民にも昇れ初日の出(亜子)静荷・能登・等・晴代
⑦七草や正義大義を切り刻む(佐保子)能登・智恵・狗子・結宇・遅足・晴代・郁子
⑧買い初めや野菜いずれも丸々と(晴代)
⑨会話止み炭はぜる音しばし聞く(能登)静荷・佐保子・智恵・すみ・郁子
⑩涙する父の背中撫でて冬日向(智恵)亜子
⑪初空に平穏無事を祈りけり(麗子)
⑫五郎丸の翔べのサインや初雀(等)麗子
⑬釣り人に雁の対面(タイメ)や初日の出(結宇)
⑭梅探す望遠カメラの重さかな(狗子)


次回は2月17日(水)午後1時  東鮓
題詠は「ほうれん草」です。


コメント
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