575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

日は奥に襖絵うかぶ冬座敷 晴代

2016年01月27日 | Weblog
我が家にも襖はありますが、無地です。
句の襖絵には、山水画が描かれているそうです。
日射しの長くなる冬。
気が付くと、襖絵の山水画が浮かび上がっています。
見慣れているものは、意外に見えていません。
視みれども見えず、です。
ささやかなことを詠む俳句ならではの世界です。

         

襖に描かれた絵といえば、名古屋城の本丸御殿の障壁画。
玄関は虎、他の部屋には、四季や、中国の故事にちなんだ絵が。
当時の最高の絵師たちが描き上げた傑作です。
春になったら、是非、一度見て下さい。(遅足)

  杉戸絵の松に日あたる冬座敷  今井松子
コメント
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