575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

初句会近づく   遅足

2016年01月12日 | Weblog
今年、最初の句会の題詠は「冬座敷」です。
畳のない家も登場している現代社会。
座敷のないお宅があるかも知れませんね。

父の家には、座敷がありました。
襖や障子で仕切られた八畳の間です。
床の間には父の趣味の掛け軸。
来客がある時は、母が池坊のお花を。
来客があったという記憶は、余りありませんが・・・

  永仁の壺というもの冬座敷

戦後まもない頃、永仁二年の銘のある壺が重要文化財に。
永仁といえば鎌倉時代。ところが、これが真っ赤な偽物。
つくったのは瀬戸の巨匠、今はなき加藤藤九郎さん。

話は、これで終わりませんでした。
偽物のにせものを作る人が現れました。
その偽物のにせものの一つが父の家に。
床の間においてあったのを覚えています。
今も座敷のどこかにあるはずです。
鑑定団なら、どんな評価をするのでしょうね?


                 

コメント
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