日矢とは、雲間から太陽の光が地に射し込むこと。
その光線を矢に喩えた言葉です。
ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 桂 信子
位につく、とは、その場につくこと。場を占めること。
王位につく、と言われるように目上の人に使われます。
山河はや冬かがやきて位につけり 飯田龍太
ともに俳句の世界で使われる言葉です。
冬の座敷に一条の光が矢のように射し込んでいる。
その光は、まさにあるべき場所を占めている。
内容は、誰でも見たことのある風景ですが、
表現に工夫のある句です。
この冬座敷は、犬山にある茶室の如庵だそうです。
如庵をつくったのは、織田信長の弟・織田有楽斎。
最初は、京都・建仁寺の塔頭・正伝院に。
明治維新になって東京の三井家に。
戦後に、名古屋鉄道によって現在の犬山にと、
歴史の激動を生き抜いてきた国宝です。
遅足
その光線を矢に喩えた言葉です。
ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 桂 信子
位につく、とは、その場につくこと。場を占めること。
王位につく、と言われるように目上の人に使われます。
山河はや冬かがやきて位につけり 飯田龍太
ともに俳句の世界で使われる言葉です。
冬の座敷に一条の光が矢のように射し込んでいる。
その光は、まさにあるべき場所を占めている。
内容は、誰でも見たことのある風景ですが、
表現に工夫のある句です。
この冬座敷は、犬山にある茶室の如庵だそうです。
如庵をつくったのは、織田信長の弟・織田有楽斎。
最初は、京都・建仁寺の塔頭・正伝院に。
明治維新になって東京の三井家に。
戦後に、名古屋鉄道によって現在の犬山にと、
歴史の激動を生き抜いてきた国宝です。
遅足