575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

火熾(おこ)せば昭和の匂ひ冬座敷   亜子

2016年01月29日 | Weblog
豆たんとか練炭とか、お祖母ちゃんが、
暖を絶やさなかった思い出があります、と智恵さん。

格式高い日本料理の老舗でしょうか。
これからすき焼きが始まるのか、炭火が赤々と。
あるいは、思い出の中の炭火でしょうか。
炭火を昭和の匂いと、言いとめたことに脱帽。

戦後まもなくの我が家では、炭を熾すには長男の仕事。
コンロに新聞紙、焚きつけの薪、炭をおき、マッチで火を点けます。
団扇で扇ぎますが、一度では、着火しません。
小さな火がつくと口をとがらせて、ふーふー、と。
やがて、パチパチと弾けて昭和の匂いが・・・

          

久しぶりの雨。
新聞の一面は「甘利経済再生相辞任」
説明責任は記者会見でという時代。
                   遅足

コメント
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