575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

散る桜鼻腔の奥に在る記憶   郁子

2017年05月15日 | Weblog

鼻の奥がつーんとする。
桜が散っていくのを見て思い出したこと。
どんな記憶かは読み手に任されています。
哀しかったことでしょうね。
わずか17文字しかない俳句の骨法を
見事に使いこなした句です。

        

子供の頃、西瓜を食べた直後に激痛。
急性盲腸炎で手術をうけました。
脊椎麻酔の注射の痛かったこと!
痛みは深く身体に刻み込まれており
時にふれて思い出されるのでした。
しばらくの間、西瓜も食べたくありませんでした。

                遅足
コメント
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