575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

大垣も青葉若葉の地となりぬ   麗子

2017年05月22日 | Weblog
美濃の国・大垣は奥の細道、結びの地。
江戸を春に発った旅は、ここ大垣で終わっています。
作者は大垣の町を訪れて芭蕉記念館を見学。
ちょうど青葉若葉の季節でした。
この句の背景には、芭蕉が日光で詠んだこの句が。

  あらたふと青葉若葉の日の光

芭蕉ゆかりの地・大垣は今、青葉若葉の美しい季節。
日光の句を思い出しました、という挨拶の一句ですね。

芭蕉さんは松島の月を見ようと旅立っています。
松島、平泉などから一転、南へ、終点は大垣。
なぜ大垣が旅の終点なんでしょうね?
                     遅足

コメント
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