575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

5月句会の投句が集まりました。  遅足

2017年05月17日 | Weblog
若葉も青葉へと移り夏に。その前に梅雨がまっていますが。
さまざまな若葉の世界が詠まれています。
どの句に若葉風は吹くのでしょうか?


題詠「若葉」

①大垣も青葉若葉の地となりぬ
②大股で太もも行けり若葉風
③旗幟納めて若葉一里塚
④柿若葉病の犬と目のあって
⑤汲む水も手もあおに染む若葉かな
⑥若葉雨一つの傘にかさなる手
⑦若葉風胸ドキドキの陽のヒカリ
⑧若葉風集団下校児頬の照り
⑨大仏の空埋めつくす若葉かな
⑩若葉風少女のつくる力瘤
⑪街路樹の若葉かぐわし朝の風
⑫若葉して口元ゆるむ阿吽(あうん)像
⑬若葉見て心離れる授業かな

自由題

①青空へなんじゃもんじゃの白き花
②裸婦の絵の乳白色や風薫る
③この人といるボクがすきヒヤシンス
④柿田川若葉に映える水を汲む
⑤はやここにニセアカシアの香の甘く
⑥心して新茶供えて詫びる罪
⑦夏めくや青い小鉢に絹豆腐
⑧母の日に下着を選ぶ年となり
⑨林檎咲く白き花弁に黄の花粉
⑩見上ぐれば塔荘厳と櫻花
⑪遠足は菓子三百円ペダル踏む
⑫迷い入る女性車まばゆき薄暑かな
⑬菖蒲湯のあふれる香り隣りまで
コメント
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