映画のシーンのような一句。
ポイントは「かさなる」手。「かさねる」ではありません。
自動詞です。手がかさなる。それが当然ということです。
この二人、どんな関係にあるのか?
想像して楽しむ句でしょうか。
二人で一つの傘をさすことを「相合傘」といいます。
なかの二人は恋愛関係であることを暗示。
以前は落書きなどにも使われていました。
(最近、あまり見かけませんが)
今や相合傘が売り出される時代。
横長に使えば、二人一緒に並んで歩いても濡れにくい。
縦長なら、靴やリュックが濡れにくいとのこと。
介護用の傘としても使えるアイデア・グッズですね。
遅足